TOYO SEIKAN GROUP

TOKYO PACK 2021

02 資源循環社会

何度でも生まれ変わる容器をつくる。 リサイクル材の使用促進 リサイクルの未来と今

リサイクルの未来に向けた活動

東洋製罐グループは、メビウスの輪を表現したシンボルマークを使用しています。そこには循環型社会の実現に貢献したいという思いが込められています。私たちが生産した容器に、お客様が中身を包み、生活者の皆様に届けられて利用されます。役目を果たした容器は、再び命を吹き込まれるために、あるものは同じ容器として、あるものは別の用途へと生まれ変わり、循環します。表舞台に立つことはまれですが、欠くことのできない社会インフラとして存在し、人々の暮らしを豊かにしています。

ボトル to ボトルへの取り組み
① NEDO革新的プラスチック資源循環
プロセス技術開発

社会で大量に発生している廃プラスチックに対して、高度選別技術や新しい材料再生技術などを用いることにより、環境負荷を抑制しつつ高効率なプラスチック資源循環システムを実現するための基盤技術を開発する取り組みです。
当社は共同研究パートナーの旭化成株式会社様、ライオン株式会社様とともに、「材料再生プロセスの高度化」を目指すチームの一員として、本取り組みに貢献して参ります。



単層ボトル(左)
・バージン材と改質リサイクル材を50%混合
多層ボトル(右)
・中間層に改質リサイクル材を使用。
 全体のリサイクル材混合比率は50%。

② 品川区プラスチックボトル再生利用
プロジェクト

品川区で分別回収されるプラスチック容器包装ごみを研究対象として、「ボトル to ボトル」のリサイクルを実現する技術の確立を目指す取り組みです。
品川区清掃事務所様、品川区のプラスチック容器包装ごみの中間処理を受託する株式会社JR東日本環境アクセス様、プラスチック・リサイクルのプロフェッショナルである進栄化成株式会社様との協力体制のもと、現在、選別からボトル成形までの課題抽出作業を進めております。



選別風景



キャップ to キャップへの取り組み

年間230億個のプラスチックキャップを製造しているメーカーの責務として、使用済みキャップのリサイクル実現に向けた研究開発に取り組んでいます。使用済みキャップを再利用するには、回収・分別システムの構築や、食品用材料としての衛生性確保など様々な課題がありますが、行政や業界団体と連携しながら取り組んで参ります。

紙コップのリサイクル

紙コップは、ファストフード、カフェ、カップ式自動販売機、高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、映画館、スタジアム等、社会のいたる所で使用されています。
私たちは、使用済み紙コップを分別回収・リサイクルするための提案として、紙コップだけで分別回収できる専用カートを開発しております。
紙コップ専用回収カートには、下記のような機能が求められます。

  • 紙コップの中に飲み残しや氷等の残液が無い状態にして回収する。
    (飲み残しや氷等の残液をカートの外に捨てられる)
  • その場で紙コップを洗浄できる。
  • 回収した紙コップを、簡単にカートの外から取り出せる。
  • カートの外から紙コップの状態が見え、管理しやすい

回収カートの機能形状について研究を重ねております。リサイクルを推進するためにカート設置場所・台数、回収した紙コップの保管・運搬場所の選定等、ご担当者様と綿密に打ち合わせを行って進めます。



現在のリサイクル活動

現時点では、全ての容器が生まれ変わり循環しているわけではありません。ポイ捨てや不法投棄に伴って容器が自然環境中に廃棄されることで、
環境汚染の元凶となることもあり、海洋プラスチックごみ問題は、その一例です。
東洋製罐グループは、金属・プラスチック・ガラス・紙など年間約216万トンの原材料を使用し、容器製品に加工して世の中に届けています。我々は、未来に向けてだけではなく現在も資源としての有効利用をめざして、容器や原材料へのリサイクルが可能となるような製品設計の維持・変更を推し進めています。

メタルのリサイクル

金属容器としては、スチールを主成分とした缶とアルミニウムを主成分とした缶を提供しています。スチール缶は、素材としてのリサイクル率は約93%であり、幅広い用途に生まれ変わり利用されています。アルミニウム缶は、飲料缶としての回収システムが有効に機能しており、資源循環の観点からも優れた容器と言えます。リサイクル率は約98%とここ5年間90%以上のレベルで、かつ「アルミ缶toアルミ缶」のリサイクル率が約67%の高い水準です。

PET(飲料等)ボトルのリサイクル

業界の自主的な取り組みによって、国内では無色透明なPETボトルが流通し、リサイクルの優等生として広く知られています。素材としてのリサイクル率は約86%であり、近年、PETボトルに再生される水平リサイクルは約13%と順調に増加しています。

ガラスびんのリサイクル

ガラスびんは地球の地殻と同じ組成の天然素材である硅砂、ソーダ灰、石灰などに加え、使用済みのガラスびんを細かく砕いた「カレット」が主原料となっています。ガラスはリサイクル時に素材の品質劣化がないため、容器として消費されたものが再び容器に生まれ変わる「びん to びん」の国内循環を実現しています。日本のガラスびんメーカーのカレット利用率は平均で約75%ですが、東洋ガラスのカレット利用率は約80%と業界平均を上回っています。

〈さらなるリサクイクル展開〉 
アップサイクル「ルーピース」

ルーピースはリサイクルのために回収したガラスびんの一部を専用の機械で研磨しつづけ、細かく丸みのあるものにした色とりどりのガラスです。
ルーピースは、ガラスの美しい魅力をそのまま活かし、さらに新たな価値ある製品へとアップサイクルさせたものとなっています。アクセサリー、アート、イルミネーションなど様々なシーンでご活用いただけます。

 

ルーピースを張り合わせた光り輝くイルミネーションオブジェ『ルーピースアート』を2020年 - 2021年のヨコハマミライトにて展示



ルーピースを張り合わせた光り輝くイルミネーションオブジェ『ルーピースアート』を2020年 - 2021年のヨコハマミライトにて展示

リサイクルの未来と今のお問い合わせはこちら

お問い合わせ